元プロミュージシャンがポタオデブログを書いてみた

プロ目線で音質に重きを置きつつ色んなイヤホン&ケーブルに触れて行きますのでご意見ご感想はお気軽に!

NiceHCK DuskSky ※提供品

本日はNiceHCK様提供品DuskSky の感想になります。
傾向が解り易かったので書いていこうと思います。
DUSK+PupleMoonの万能型との比較です。

書く前にイヤホンの鳴り方はヘッドフォンやスピーカーと違い耳元で鳴る感覚や脳の全体で鳴る感覚などこの辺は人によって違うなと思ったので傾向は分析的に書きますが、私個人の聴こえ方の部分もあるという事は書いておきます。

一聴して音にキレはあるけどちょっと硬質な音だなというのが感想です。

なのでズバリ先に合うジャンルを書いてしまいます。

エレクトロ系音楽一般とヴォーカルは良いのでDTM作成による打ち込み系音楽一般。
アップテンポのロック系にポップスも物により良いでしょう。
キレが良いという事は音が切れるとも取れるので、チル系エレクトロは気になるところなので、Apple Music のチルハウスを聴く限りエフェクトで伸ばした音はきちんと伸びるので電子音全般と相性は良いです。

先に解り易かったので結果論は書いてしまいましたがリフェレンス曲で気になった部分も書いておこうと思います。

あいみょんさん マリーゴールド
イントロからのギターもヴォーカルも良いと思いました。
スネアもこの楽曲だと硬くも無く心地良いので木製だろうと思います。
シンセもキラ感もあり綺麗です。
ベースラインもタイトで適度な質量と良い感じで来たのですが、3分前後のフロアタムの連打部分に違和感を感じました。
数度聴いて支障は無いのでケーブル特性によるものだと思います。
響きとキレの関係が解らないなりにフロアタムの音は沈むので残響との兼ね合いで違和感を感じたのかなと思います。

②YOASOBIさん 群青
相性が良いと確信した楽曲です。
キックのキレと沈み込み、ヴォーカルの質感、弾むシンセ、切れの良いハイハットと聴いていてそんなにBPMの高い曲では無いですがリズミカルに感じると思います。

③JUJUさん Englishman in NewYork with 久保田利伸さん
この曲でケーブル特性が個人的に悪く感じました。
ピアノの残響、ウッドベースの沈みは合っても音の伸び、トランペットの伸びとキレが良くても主旋律のピアノは弾む感じに聴こえたりはするんですがジャズはやっぱり音の伸びを感じしっとり聴きたいなと感じました。
ヴォーカルは3曲通して好きです。

ヴォーカルもフロント前にいる大きな楽器ぐらいに捉えようと先日から思い聴いてますが余韻が凄く良いとかでは無いですが気持ち良いです。

開封後すぐ聴いてるのでプレイリスト+チルハウスで馴らしながら聴いてみて、悪い方が気になったのはジャズとバラードだったのでキレ重視なら音楽の幅は広がると思います。
(必要に応じて聴きますがクラシックはプレイリストには入れてません。)
BPMが遅いバラード系などしっとり系の曲がしっとりしないというニュアンスの方が適切かもしれません。

硬質でも音伸びが無ければ結構好きな楽曲もあるのでBlogを書き出してからはしてなかった苦手な音チェック。
Bon JoviさんのIn Thease Armsのメタルスネアでチェックしております。
あんまり気にした事のないカウベルの硬い音がイントロから目立ちメタルスネアも硬いですけど残響が無いので助けられた感じです。

コレもエレクトロ向けかどうかも良く解るリファレンスソングではあります。
アタックの強弱は打ち込み系音楽やエレクトロには重要なチェック項目ですからね。

打ち込み系って何?とかアーティスって誰?と聞かれる事も日本人だとあります。
DTMの進化により今現在私が把握してるアーティストを上げると契約してたレコード会社さんにもご迷惑がかかりそうなのでハッキリは言えませんが、コロナ渦の中売れた楽曲の多くがそうです。

DTMで作成しても、生演奏と変わらないレベルで全ての楽器にDAWでエフェクトをかけられる時代なのでこのアーティストとは言えない側面もあります。
作編曲迄はDTM、Liveは無理やり含め生と形も変わったりしてるみたいなのでアーティストより楽曲なのかなと思います。
DTMDAWを弄ってれば音源が何方っぽいなぐらいは解りますけど、確信が無い場合もあるので曲名はあまり上げて無い一因です。

洋楽なら誰々とすぐ出ますが、リフェレンス曲にするにはマニア向けかなと思うので入れてませんが故Aviciiさんなどはリフェレンスに近いです。

ケーブル傾向は粗方書きましたが、音の帯域はどこが主張する訳でもなくキレの良さも相まってクリアで上から下まで出てると思います。
ヴォーカルも男女ともに程よく良いと思います。

歪み系のエフェクトがかかったカッティングから一音を拾うのは無理でした。
音は硬質なのでベース音もミドルを上げてない音はゴリゴリ感もあるので上の音が拾い難いのもあってです。
打ち込みギターとベースなら拾えそうな予感はします。

なので解像度も価格に対して高いと思います。

お勧めしたい方はジャズ、クラシック、バラードなどスローテンポ(エレクトロ系を除く)楽曲をメインで聴かない方、楽器にアタック感があった方が好きな方になります。

どの楽曲でもBPMより楽曲が早く展開するように感じるので、そういう聴き方をする方が居るのなら苦手は無いとも言えます。

定位は捉えやすく見通しも良いです。
音場空間は高音側は広く低音側が比較的タイトな気がするので重心は楽曲により上がります。

硬質なので好みからは外れる部類のケーブルですが値段は手持ちがそれなりにどれも高いので価格的にアリだと思います。
但しキレを音が短く切れてしまうと取るかキレがあると取るかで評価は別れそうです。

全音域が出てヴォーカルも良く何といっても音にキレがある点が売りだと思うので、個人的にエレクトロ=Cloud系だったので値段的に買うならこっちの方が得なので推しになるなと思います。
硬質でアタック感のあるケーブルは好きでは無いからこそコスパを考えるとコレ1本で良くないかと思いました。

MoonDrop DUSKという万能機で聴いた限り値段を考えると割安、逆に合わない楽曲は早期に解りましたので早めの感想になります。

プロモートコード「DUSKSKY09」

Amazon
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