元プロミュージシャンがポタオデブログを書いてみた

プロ目線で音質に重きを置きつつ色んなイヤホン&ケーブルに触れて行きますのでご意見ご感想はお気軽に!

CCZ HARMONY BC01 PRO ※提供品

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今回はEasy earphones様提供品 CCZ HARMONY BC01 PRO の感想になります。

2025/01/03販売開始 販売価格 3,499円

販売1週間は28%オフだそうです。

何時もの様にK9PROで聴いて軽くDC-Eliteでも聴いてのApple Musicでのサブスク評価です。

 

構成は 1BA+1DD

10MMデュアル磁気回路DD&30095バランスドBAと亜鉛合金カバーだそうです。

 

付属品はイヤピ3サイズにケーブルのみと至ってシンプル。

追記ですが筐体は軽く装着感も良く、イヤピも長時間してて疲れず、不自然さもなかったのでそのまま使用しています。

 

評価が的を得ない事もこのイヤホンに関してはあり得るなと思い先に一言。

今迄感想を書いて来たどのイヤホンより音場空間が好みなので、基本褒める事になります。

空間が極めて半円を描く理想系だったので、仕事での利用もしてみて、使い慣れた3BA程シックリ来ないが、この価格で作業が出来る事に驚きました。

 

なのでリスニングに関して先に気になった点をあえて書きたいと思います。

余りある魅力がそれでも有るのは後半で。

解像度を求める方には物足りないかなとは思いました。

価格に対して解像度が落ちるという意味ではありませんが、この価格を最近聴いて無いので適当な事も言えないので、後で感じた部分を書きます。

 

ケーブルも3.5mmから6.3mmの変換するのに、ロジウムプラグだとかなり音が変わってしまい、一般的な物に戻してるので音の個性の強いケーブルが付属してるとは思えませんが、原音を損いたく無いのでリケーブルもしてません。

解像度重視のケーブルなら変わるでしょうし、実際変わりましたが、空間そのまま解像度だけを上げるとイヤホン価格が勿体無い価格のケーブルになったので、本体価格を大切にそのまま使用での感想です。

 

解像度不足を感じたのはROCKでツインギターで歪み系のエフェクトかつギターのトーンも似た楽曲です。

自分のプレイリストを聴いて、BUMP OF CHICKENさんの天体観測が解り易く、イントロのソロギターから各楽器が入り2本のギターのカッティングが重なるでところで音のゴチャつきを感じました。(2022 Recording Versionを聴いたらクリアトーンで演奏されていて解決されてます。)

他の楽曲でもカッティングから単音を拾う作業は難しいので、解像度が高いとは言えませんが、トーンの違うツインギターなら様々なバンドや楽曲を聴いてみて違和感は無く、トーンの似たカッティング音が被ったりすると感じる程度です。

 

その上でプレイリストをシッカリ聴いてみて、現代音楽の方が得意な感じはあり、ロックは上記理由で物によりますが、打ち込み主流の現代音楽なので、仕事の作業にも使えたのかなとは思います。

バンドサウンドも歪んだ音を多用してない楽曲は心地良く聴けます。

オールジャンル、男性女性ヴォーカル問わず、電子音も得意ですし、ジャンルは問わない万能タイプですが、 クラシックは得意では無いなと音像定位や迫力や臨場感から感じました。

 

ですが、クラシックと嫌いなジャンル以外に長年携わって来て、各ジャンルの空間表現や音場の広さなどが、私のイヤホンでの鳴り方の理想にかなり近いです。

 

適度な距離感、適度な帯域の音のバランスと繋がりと分離。

そして半円型の自分の音作りに不可欠な空間をかなり評価してます。

あくまで個人の制作者の目線なので好みはあるとは思います。

個人的な見解ですが、密過ぎても離れ過ぎても、良い表現は音数の問題が有り出来ません。

それが非常に多ジャンル聴いてみて上手く使える空間なので距離感が良いです。

この点が上手いイヤホンは評価の基本にしてますし、頭全体に響く鳴り方へリケーブルもしてるので、私自身の好みでもあります。

 

自分基準ではありますが、様々なバランスを保ちつつ多くのジャンルを幅広く鳴らせる機種はエントリー機種はかなり少なく限られます。

音質よりも重視してる部分です。

 

卒なく平凡に鳴らしてる様に聞こえますが、それが音楽の基本であり、個人的には非凡なイヤホンだと思います。

 

普段は一般ウケを先ず考え、自分の感想を交えて書く事が多いですが、音楽制作者として、また音楽好きとして、自分の視点でこの空間音場で、より優れた音質のイヤホンが価格に併せて出て来てくれたらなと思いますし、エントリーイヤホンの見本にして欲しいという個人的評価を今回は優先してますが、贔屓目を抜いても高得点だと思います。

 

短所を埋めその上で更に心地良く聞ける長所があり、コスパ重視の方には更に3千円付近という点もあり、満点評価で良いんではと個人的には思います。

 

QDCでも無く2pinなのもリケーブルなどの面で扱い易いと思いますし、1万以上なら推すメーカーも有りますが、以下は無く提供品で感想を書かせて頂いたイヤホンの中では値段抜きでダントツ推しです。

 

但し平凡に一見聴こえる点を、非凡だと評価してるので、個性を求める方には言う迄も無いかなとは思いますが、今回は個人的な感想と意見がかなり強いです。

 

低価格で理想のイヤホンに出会えた事に感謝して今年の感想を終えたいなと思います。

 

追加情報が有れば記載はしておきます。

少し早いですが、良いお年をお迎え下さい!

 

各記事を読んでくれた皆様有難う御座いました。

 

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